近年、さまざまな業界や会社でITやテクノロジーを活用した革新的なビジネスが続々と生まれています。
業態やビジネスが複雑化し知的財産やコンプライアンス関連などで発生する問題も深刻化しています。
しかし、法務に未経験で転職を目指そうと思っても、
何から始めればいいのか分からないという方は多いと思います。
今回は、転職50回の経験を元に意欲とスキルがあれば、未経験でも可能であることをお伝えします。
未経験から法務へ転職できるのか?難しいのか?
法務は競争が激しく、経験豊富で優秀な人材し事に就くことはできないと思われているかもしれません。
法務の仕事を始めたいけれども、必要な経験がない場合、それは大変な作業となります。
しかし、結論として未経験でも法務への転職は可能です。
実際にやどかりも、未経験から法務への転職をしたことがあります。
未経験で法務に転職するのが難しい理由
転職の中途採用では未経験より即戦力を欲しがっている
中途採用で企業が募集する人材は、
法務に限らず基本的には経験者である即戦力です。
法は特に経験・スキルの具体性が求められます。
契約・取引業務
コンプライアンス業務
紛争対応業務
リーガルチェック
他にこれらに付随する豊富な知識など
などの業務経験が求められることはもちろん、
不動産や金融、製造業といった特定の業界における独特な知識などが求められることが多くあります。
法務は希望者は比較的多いわりに転職や異動が少ない
法務の仕事は安定しているし、関心がある方は少なくありません。
また、法務の方は比較的勤続年数が長いらしく、専門性も高いため他の部署への異動が少なく、そのポジションが空きづらいでしょう。
募集自体があまり多くないことに加え、志願者が比較的に多いいので、法務ポジションの倍率は常に高い傾向にあります。
法務の知識は専門性が高い
法務は他の職種と比べても特に専門性が高いと感じます。
実体験ですが、普通に生活していてはあまり触れない内容や、
聞いたことがないような用語や概念も覚えなければなりません。
さらに、法務だけに限らずその業界や業種周りの知識も把握する必要があります。
一概に法律に詳しいからというだけでは足りないでしょう。
未経験で法務に転職する方法
未経験から法務に転職するには、この業界で活躍するために必要な知識とスキルを理解することが重要です。
また、未経験で専門性の高い仕事なのである程度条件が下がることは覚悟しないといけないでしょう。
現在持っているスキルの整理
未経験から法務で活躍するためには、
自分が持っている転用可能なスキルを確認することが重要です。
これらのスキルには、コミュニケーションやライティング、対人スキル、問題解決能力、組織、および論理的思考が含まれる場合があります。
企業は、関連する法律の原則をしっかりと理解し、タスクやプロジェクトを効率的に管理する能力など、適切なスキルの組み合わせを持つ応募者を求めています。
応用可能なスキルを発見することは、法務関連の仕事に応募する際にあなたを際立たせ、より市場価値の高い候補者とするのに役立ちます。
未経験可の法務の転職求人に応募する
indeedなどの求人情報をみると法務でも未経験の仕事が見かけられます。
経験が一切なくてもまずは飛び込まないと始まらないので、
気になった未経験法務に片っ端から応募することをお勧めします。
面接や書類選考を重ねれば、法務で必要なことがわかってきます。
法務に関連する資格を取り転職に備える
法務の仕事だけではありませんが、将来の転職のために資格取得しようと資格の勉強をされる方がいます。
例えば、法律知識を有することをアピール出来るような以下のような資格は、転職活動の選考において知識として有用とはいえないと思います。
法務に関連する様々な資格がありますが、難易度は千差万別です。
例えば、難易度があまり高くないと言われてるものでは
・ビジネス実務法務検定(1級、2級、3級)
・法学検定(上級、中級、初級)
・ビジネスコンプライアンス検定(上級、初級)
があります。
簡単な法務の資格をとることに否定的である人もいますが、
やどかりは資格を取るまたはその勉強することをおすすめします。
というのも、未経験は知識がないので差が出るのはやる気やモチベーションです。
その資格を取っている、または勉強中であることをアピールするのは
書面上でも面接でもかなり重要だと考えています。
法律系の資格の中には、
これらの資格は難しくそれなりに時間がかかるので、
転職するのに時間がかかってしまうでしょう。
法務に未経験で転職した実際の体験談
やどかりは、行政書士法人に法務として転職したことがあります。
その時に法律の知識は全くありませんでした。
普通の企業法務とは少しことなる分野の法務の仕事です。
個人的な見解になりますが、その当時合格できた理由は
・英語がある程度できた
・ITがある程度できた
・年齢が若かった(20代)
・面接の質疑応答を用意周到に準備した
だと思っています。
法務といえど、PCは必ず必要です。
さらにITに強い人はそう多くはないの、法務という環境でITという別の分野で勝負できたのが大きかったように感じます。
まとめ